
今週28日からブリュッセル(in ベルギー)で楽しいイベントが開催されます。
その名も「ジャック・タチと友人たち」。
100人のイラストレーターがタチをテーマに制作した作品を集めた展覧会です。
●JACQUES TATI & FRIENDS会 場:
Seed factory Communication Center会 期:2010年1月28日〜3月31日

開催前なのに、
フランスのamazonでは展示カタログが発売されていて、
主催者のHPでは、
全ページが見られるのですが、
(PDFファイルなのでデータが重いです・・・)
オブジェを撮影した作品、タイポグラフィー中心のものetc.
表現バリエーションも豊富で、(^_^)しちゃいます。
イラストもライトなタッチはもちろん、暗いテイストのものもあり、
へぇ〜、ほぉ〜という感じです。

でも、タチといえば、やっぱり「伯父さん」なんですね。
ユロ氏やアルペル邸のお魚噴水、ワンコをモチーフにした作品が
たくさんあって、ほのぼのした気持ちになれました☆
巡回してくれるといいなあ・・・と思いますが、
日本のアーティストでやっても、面白くなりそうですね(^_^)

ご紹介がすっかり遅れましたが、昨年、
「ぼくの伯父さんの休暇」の全面修復版が完成しました。
4月から8月にかけて、シネマテーク・フランセーズで開催された
「ジャック・タチ展」で上映されたのも、この修復版です。
ネガフィルムを直接修復し、映像と音の両方をよりクリアにした
本格的なもの。ただのデジタル処理ではありません。
さすが本国、力が入った仕事ですね〜
そして、昨年11月には、この2009年全面修復版と
1953年リマスター版を収録した2枚組DVDが発売されました!
幻のオリジナル版とセットなのが快挙!です。

「ぼくの伯父さんの休暇」は、1953年に公開されたあと、
タチ自身が1960年代初頭と1978年の2回、手を入れました。
1978年版はロケ地で再撮影し、“ジョーズのシーン”を追加したことで知られています。
現在、日本で上映・流通しているのは、このバージョンですね。
今回の修復も、この1978年版(88分)に基づいています。
ところが! 1953年オリジナル版は95分、7分も長いのです。
カットされたシーンがあちこちにあり、エンディングが違うのも驚きですが、
なによりビックリしたのは、BGMがまったく別なこと。
現在はビッグバンドのクールジャズ風で、
のんびりしながらも、軽やかでスピーディな感じですが、
オリジナル版はピアノを中心の静かなサウンドで、ひたすらのんびりゆったり。
印象が全然違うんですよね〜
2つのバージョンを比べてみると、作品の完成度にこだわったタチの姿勢がよく理解できます。
DVDは今のところ、
フランスのamazonでしか購入できませんが、
ボーナス映像も豊富で、「ジャック・タチ展」のドキュメンタリーや
修復談話のほか、修復前後の比較、3つのバージョンの予告編etc.が収録されています。

2009年もあとわずかですね。
来年のコトを言っても鬼が笑わない季節になりました。
さて、来年2月に山口市の
山口情報芸術センターで
「ジャック・タチ監督特集」が開催されます。
中国地方での特集上映は珍しいですよね。
しかも、長編4つ、短編3つを一挙上映!の大型企画です(^_^)
おトクな回数券もありますので、お近くの方はゼヒ。

●
Select CINE TECTONICS=9 『ジャック・タチ監督特集』 期 間:2010年2月25日(木)〜28日(日)
会 場:
山口情報芸術センター スタジオC プログラム:
「左側に気をつけろ」「郵便配達の学校」「のんき大将<カラー版>」 2010年2月25日(木)13:30
2010年2月27日(土)16:00
「プレイタイム」 2010年2月27日(土)13:30
2010年2月28日(日)16:00
「ぼくの伯父さん」 2010年2月26日(金)19:00
2010年2月28日(日)13:30
「ぼくの伯父さんの休暇」「ぼくの伯父さんの授業」 2010年2月26日(金)13:30
2010年2月27日(土)18:30
料 金:一般700円、回数券2000円(4回)
※各回入替制。詳しくは
コチラをご覧ください。

フランス滞在中の方から、エアメールが届きました。
可愛いペーパー物がいくつか同封されていたのですが、
その中の1つが、
今年の春から夏にかけて開催されていた「ジャック・タチ展」の割引券。
名刺サイズの厚紙でできていて、おしゃれです♪

もう1つが名画座紹介のフライヤー。
ジッと眺めていると、一番左端がアルルカン館でした。
ここは一時期、タチが購入し、自作の上演etc.をしていた映画館。
まだ健在でちゃんと営業してるんですね〜よかった(^_^)
こういうグッズは、現地じゃないとなかなか入手できないので
洒落たセレクションだなあと思います。
MKさん、はるかパリから素敵なおたより、ありがとうございましたm(_._)m
「ゴールデン・スタンダード集〜ホワイトクリスマス」というCDに
「ぼくの伯父さん」のカバー曲が収録されていたのを、最近、知りました。
ラインアップは
こんな感じです。
往年の名シャンソン歌手、高英男氏が歌っているのはともかく、
タイトルが「場末の街」そして作詞がなんと!
少女雑誌「ひまわり」の表紙画などで、有名な
中原淳一氏でした(^_^;)
さっそく聞いてみたら、
「ごらんなさい、街には赤い夕日が〜♪」と立派な日本語歌詞がついています。

曲は
上記CDの7番「古い街」(該当箇所をクリックすると視聴できます)。
タチファンにはおなじみのサウンドですけど、
歌詞付きバージョンは、初めて聞きました。
公開当時に発売された「伯父さん」のカバー曲は
ロカビリー歌手の中島潤氏が歌って、
1959年には国内盤シングルのBEST10にもランクインしたらしいですし、
このブログでもご紹介した
「Tati Sonorama!」には、
同じく高英男氏が歌う「伯父さん」が収録されてますけど、
こんなカバー曲もあったんですねえ。
フランス本国でも、歌詞付きカバー曲は
「伯父さん」と「パリの天気はいかが?」しかない気がするので
ビックリしてしまいました(^_^)

パリ第3大学教授で作曲家のミシェル・シオン氏の講演会が開催されます。
シオン氏といえば、
「ジャック・タチ映画の研究ノート」で
その後のタチ研究に大きな影響を影響を与えた人。
原書の発刊は1987年ですから、
早い時期からタチを評価していた数少ない存在でもあります。
●ミシェル・シオン講演会 「現実/虚構、音/音楽」(仮題) 〜聞き手・小沼純一(早稲田大学文学部助教授)、通訳つき
日 時:11月25日(水)16:30〜
場 所:
早稲田大学戸山キャンパス 33-2号館第1会議室
対 象:学生・一般・その他(教員)
申し込み:入場無料、直接会場へ
主 催:早稲田大学文学学術院 文芸・ジャーナリズム論系、人文専修
※詳しくは
コチラをご覧ください。

シオン氏は
「映画にとって音とはなにか」「映画の音楽」などでも知られていますが、
今回は
「SOUND CONTINUUM 2009」参加のための初来日だそうです。
事前の申し込み手続きも必要なく、
一般の参加もOKのようなので、ご興味ある方はゼヒ。

ジャック・タチとは直接、関係はないのですが・・・
ダンナのライフワーク第2弾が発売になりました!
光栄なことに作家の片岡義男先生より、
推薦文をいただいております。
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●Romy─映画に愛された女、女優ロミー・シュナイダーの生涯 佐々木秀一 著
国書刊行会 刊 384P 3000円(税別)
生誕70年を迎え、さらに評価高まるヨーロッパ最高の女優、
ロミー・シュナイダーの書き下ろし決定版評伝!
独仏の資料を博捜し、既存の伝記を越えるスケールで
その美しくも謎と悲劇に満ちた生涯に迫る。
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ロミー・シュナイダーは、
巨匠ヴィスコンティ、天才オーソン・ウェルズ、
フランスの第一級監督クロード・ソーテetc.に愛された女優。
「ルートヴィヒ〜神々の黄昏」で皇后エリザベートを演じた彼女は
10代の時、若き日のエリザベート(愛称シシー)に扮した
三部作で
ヨーロッパ全土で圧倒的な人気を集めました。
その後、アラン・ドロンと恋に落ち、ドイツからフランスへ。
彼女の運命は、この恋を契機に激変していきます。
ドロンとの破局後、最初の結婚を経て、
大人の女性の魅力を発揮する女優へと変貌しました。
没後25年を経た今なお、ヨーロッパでは高く評価されています。
謎と悲劇に満ちた生涯を送りながら、
スクリーンでは常に美しく輝いていたロミー。
サイト&ブログも開設しましたので、よろしければご覧くださいませ!
(制作していただいた
KF STUDIOさん、お世話になりました。ありがとうございます)
☆
Romy─映画に愛された女、女優ロミー・シュナイダーの生涯 目次、おもな出演作品etc.を紹介しています。
☆
Romy, Clair de femme(ロミー、クレール・ド・ファム) ロミー・シュナイダー関連のニュースやイベントetc.をお知らせします。
〈追記〉
出版社の
オンラインショップに掲載されました。
版元直送ですので、
送料無料でスピーディにご購入いただけます。(2009.10.28)
〈追記2〉
「週刊新潮」11/19日号の「作家の値打ち」コーナーで紹介されました。
筆者は売れっ子文芸評論家の福田和也氏です(^_^)(2009.11.12)

ダンナの訳書
「TATI―“ぼくの伯父さん”ジャック・タチの真実」の
装丁をしてくださった
桂川潤さんのブックデザイン展が開催されます。
原書は正方形に近い大判サイズで、写真集のような体裁だったのですが、
桂川さんの手によって、タチらしい軽やかな本になりました。
カバーをはずした本体も、ジツはカッコイイんですよ♪
今回は、哲学、思想書、文学書etc.を中心に
数多くのブックデザインを手がけていらっしゃる、
高麗隆彦さんとの2人展。
硬派で端正な本がたくさん見られそうです。
入場無料ですので、お近くにいらっしゃる機会があれば、お立ち寄りください。
●高麗隆彦と桂川潤のブックデザイン 〜講談社刊「現代思想の冒険者たち」の装丁を中心に、
アナログ&デジタルのさまざまな技法を共に試みた2人のブックデザイナー、
高麗隆彦(長尾信)と桂川潤の仕事を、ゆかりの地・神田で展示します。
日 時:10月16日(金)〜24日(土)
12:00〜19:00(入場無料)
場 所:
プロジェクトスペースKANDADA イベント:オープニングパーティ
10月16日(金)18:00〜
アーティストトーク「本造りと装丁の現場」
司会進行:西館一郎氏(青土社編集長)
10月24日(土)17:00〜
※詳しくは
コチラをご覧ください。
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10月になりました。食欲の秋、読書の秋、そして、芸術の秋!の到来ですね。
さて、来月5日に京都の同志社大学で
「プレイタイム」が上映されます。
関西圏での上映はひさびさではないでしょうか。
しかも、
サイレント映画「斬〜人斬馬剣」との同時上映という意欲的な企画。
パントマイム芸人、そしてサイレント映画から出発したタチには
確かに特有の感性&リズムがありますよね。
今回の上映は
「21.1世紀の音楽会」というシリーズの一環のようですが、
他のラインアップを見ると、おおっ!というプログラムが目白押しです。
同志社大学の学生・職員なら無料ってモノも多いですね。
いいなあ、うらやましい・・・・・

会場はレンガ造り風の外観もおしゃれな
寒梅館ハーディーホール。
一般の方もモチロン、OKですので、ご都合のつく方はゼヒ。
スクリーンで「プレイタイム」がご覧いただける貴重なチャンスです!
●映画上映「斬〜人斬馬剣」演奏付き+「プレイタイム」 日 時:11月5日(木)
17:15「斬〜人斬馬剣」演奏付き上映
18:00「プレイタイム」
20:20「斬〜人斬馬剣」サイレント上映
場 所:寒梅館ハーディーホール
会 費:一般1300円、会員・他大学生1000円(同志社大学学生・教職員 無料)
※詳しくは
コチラをご覧ください。

朝晩だいぶ涼しくなって日増しに秋の気配ですね。
さて、ひさびさに洋書のご紹介です。
この夏、フランスで刊行された
「ぼくの伯父さんの思い出」は
(原題:Souvenirs de mon oncle)
50ページ弱の本文にカラー写真が8枚入った文庫本サイズのかわいい本。
(イマドキ不適切かもですが、タバコと一緒に撮影してみました(^_^;)

内容は、ぼく(=ジェラール少年)の視点で
伯父さんを回想するという一種のノヴェライズ本といったらいいでしょうか。
作者のジャック・ルオーは、
ゴンクール賞(フランスの芥川賞って感じでしょうか)を受賞した
フランスの人気作家。小説
「名誉の戦場」は日本でも翻されています。
一流作家の文章で
「伯父さん」のストーリーをサラリと楽しむ、
大人の童話といった感じだそうです(byダンナ)。
こういう“新作”が登場するなんて、
フランスのタチ・ムーブメントはやっぱりすごいですね。