
ダンナの訳書
「TATI―“ぼくの伯父さん”ジャック・タチの真実」の
装丁をしてくださった
桂川潤さんのブックデザイン展が開催されます。
原書は正方形に近い大判サイズで、写真集のような体裁だったのですが、
桂川さんの手によって、タチらしい軽やかな本になりました。
カバーをはずした本体も、ジツはカッコイイんですよ♪
今回は、哲学、思想書、文学書etc.を中心に
数多くのブックデザインを手がけていらっしゃる、
高麗隆彦さんとの2人展。
硬派で端正な本がたくさん見られそうです。
入場無料ですので、お近くにいらっしゃる機会があれば、お立ち寄りください。
●高麗隆彦と桂川潤のブックデザイン ~講談社刊「現代思想の冒険者たち」の装丁を中心に、
アナログ&デジタルのさまざまな技法を共に試みた2人のブックデザイナー、
高麗隆彦(長尾信)と桂川潤の仕事を、ゆかりの地・神田で展示します。
日 時:10月16日(金)~24日(土)
12:00~19:00(入場無料)
場 所:
プロジェクトスペースKANDADA イベント:オープニングパーティ
10月16日(金)18:00~
アーティストトーク「本造りと装丁の現場」
司会進行:西館一郎氏(青土社編集長)
10月24日(土)17:00~
※詳しくは
コチラをご覧ください。
〈追記〉
昨日、行ってきました。予想以上に豊富な作品が並び、充実した内容にビックリ。和紙に手差しオフセットで印刷した非売品、カバーに5つの円を型抜きして著者名をクローズアップしたものetc.、意欲的な作品をたくさん見ることができました。
それに展示が素敵。壁沿いにはお2人の作品が2段に並べられ、中央の平台にもディスプレイ。しかも、すべてて現物を手に取って見られるのが素晴らしい。本との出会いは面出しか、平置きで始まるという商品の特性を知り尽くした展示に脱帽しました。
タイポグラフィとビジュアル、紙の質感、本文組や化粧箱etc.、ブックデザインという仕事の幅広さにも感銘を受けました。タチ本も展示作品に入れていただいたのは光栄です(^_^)。とてもいい展覧会なので、お時間がある方はゼヒどうぞ。(2009.10.17)
〈追記2〉
桂川さんのサイトに、
会場風景が掲載されています。
ダンナの新著も「最新作」として一番端っこに展示されていました。
ご本人にとっても会心の出来映えだったようです(^_^)(2009.10.28)
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